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御 挨 拶
日本教育相談学会福岡市支部は,平成2年3月10日に発足し早20年余が立ちました。
人にたとえるならば成人式からいよいよ成熟期を迎えたことになります。
本支部は,日本学校教育相談学会を支える支部として積極的に実践活動を展開してまいりました。しかしながら,20年余の歩みは平坦ではなく試行錯誤の実践であったといってよいでしょう。
この試行錯誤の学会の歩み等を平成22年度末に「福岡市の学校教育相談ー日本学校教育相談学会設立20周年を記念してー」として発刊できたことは会員一同喜んでいるところです。御一読いただければ幸いです。
学校教育相談を進めていくには,教育相談の理論を学び,教育相談の技能(スキル)を身につけ,学校の中で機能させていくマネージメント力が必要です。現在の学校教育相談の諸課題に対応するにはかなりの専門的な知識や技術が必要です。その上に立って,組織化へのマネージメントする力がないと学校で機能させることができないのではないかと考えています。
そこで,今後の支部活動の方向として,理論と技術の向上に加えマネージメント力にも着目していかなくてはならないと考えます。学校にスクールカウンセラーが導入されて,学校現場は,スクールカウンセラーにお任せの教育相談になってきてはいないでしょうか。教育相談が活性化するためには,スクールカウンセラーと教員等が,どう連携していくか,スクールカウンセラーをどう活用していくか,そのための組織はどうあるべきか等今後更に検討されなくてはならないと思います。そこには,マネージメント力が望まれます。
まずは,学校教育相談の組織の在り方の再検討からはいり,望ましい活動の道筋を明らかにしていくことが必要です。
「たどり来て未だ山麓」という棋士升田幸三名人の言葉がありますが,まだまだ本支部も,もちろん私も山の頂も見えない山麓を歩いているところと言ってよいでしょう。
会員の叡智を結集し,学校教育相談実践研究会と密接な連携を図りながら学校教育相談の発展に取り組み,一層の子ども達の健やかな成長に寄与していきたいと思っています。
福岡市支部 理事長 中村 順一
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